尼崎市の池田司法書士事務所 司法書士の池田悦子です。
今回は、当事務所がさせて頂いている「見守り契約」のご紹介をさせて頂きます。
司法書士といえば、相続の際に不動産の名義を変える不動産登記や会社の登記等の登記業務や認知症の方などの財産管理を行う成年後見業務など多岐にわたります。
そのような業務の中で、当事務所では、ご高齢の方に対し「見守り契約」というものをしています。
どのような契約かというと、「今は物忘れも無いし、体も動くけれど、身近に頼れる親族がおらず、高齢で一人暮らしなので、日々の生活が不安。」というような方に対し、毎月面会し、生活のお困りごとなどの相談にのっています。
現代は家族の形が変わり、身近に頼れる親族がおられない方も沢山おられます。
一昔前だと、何かの時に手伝ってくれる親族が近くにおられることが多かったと思います。
しかし、核家族化が進み、少子高齢化も進む中で、ご高齢の方が孤立してしまうこともあります。
そのような社会状況で、何か繋がりが必要と思っておられる高齢者の方もおられます。
当事務所が行っている見守り契約では、日々の生活の相談だけで無く、急に入院になった場合の入院のお手伝いや、引越しをする際のお手伝い等もさせて頂いています。
所謂、身近なホームロイヤーです。
見守り契約はあくまでも見守りですので、多くのことを代理できる成年後見人と違い法定代理人ではありません。
しかし、見守り契約もその都度ご本人様に委任状を書いて頂き、ご本人様の支援をすることも可能です。
そして、日々の見守りの中でより支援が必要になった場合には、司法書士は成年後見業務等も多く取り扱っている専門職ですので、行政や色々な制度に繋げやすくなります。
身近に頼れる親族等がおられない方にはとても良い契約だと思っています。
見守り契約をさせて頂いている方々は、安心されたご様子で日々を過ごされています。
私自身も、お会いしたときに元気なお姿を拝見したり、お話できる時間は有意義な時間となっています。
今は元気だけれども将来がちょっと不安という方は、是非一度お近くの司法書士にご相談下さい。