尼崎市塚口の池田司法書士事務所 司法書士の池田悦子です。
まだ世界では不安定な社会が続いています。
過去のブログでも、高齢者の方の貧富の差を感じていると書いていますが、高齢者のみならず若年層でもそのような傾向にあるようです。
仕事柄、人の財産を拝見する事が多いのですが、一方では沢山のモノを持ち、もう一方では貯蓄もなくギリギリの生活をしている方をお見受けします。
また、余りお金が無いのに消費ばかりする人もおられます。あまりお金が無いのに消費ばかりする人は将来働けなくなったときに貯蓄も無くギリギリの生活になることになります。
私のお客様には、ご高齢の方もおられ、戦争経験者の方もおられるのですが、今は貧富の差が激しいですよねというそんな話をしていたら、
「でも、今の貧しいと言っても戦時中のひもじい貧しさからしたら全然ましよ」と言われました。
ちなみにそのお客様は現役時代バリバリ働いてきたキャリアウーマンです。(ご高齢のご婦人ですが私と笑いのツボが合うのでずっとお話できます。)
そうですよね・・・
今は貧しいといってもある程度社会が守ってくれます。
おなか空いてもカップラーメンという安くておいしいものがあります。
戦時中の貧しさといったら、芋の蔓やカボチャの葉っぱを食べておられました。
ご飯粒はどこにあるの?というような汁を飲んでいたそうです。
今の貧しさは「お金」が無い貧しさです。
でも戦時中の貧しさは食べ物すら無い貧しさです。
平和って本当に尊いなと痛感します。
今もお腹を空かせている人たちが沢山います。
平和だからご飯食べることができるんですね。
当たり前のご飯は、平和の上に成り立っているのだと改めて感じました。
早く平和な世界を取り戻せますように。